よくあるご質問

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当院によく寄せられる質問です。その他ご不明な点がございましたら、お気軽に医院までお問い合わせください。

Q

~はありますか。~はやっていますか。

A

これまで検査や治療のことで、いろいろご質問をいただいています。精神科や心療内科では、単純ですが、お話を聞きご様子をうかがって、考えて判断することが診察の基本です。しかし必要な検査は行っています。簡単な心理検査はほとんどの方に行っています。複雑な心理検査(性格検査や知能検査)が必要なときは実施します。気づかれていないご病気やお薬の身体への影響を調べるため、血液検査を一度は行います。心電図検査も可能です。画像検査(頭のCTやMRIなど)や脳波検査などが必要なら、近くの医療機関にお願いしてやっていただきます。治療はお薬とお話(精神療法)があります。お薬は調剤薬局への院外処方で、関係する必要なお薬なら何でも処方できます。最近よく聞く認知療法も、必要かつ可能な方には行っています。その他、カウンセリングについては、別のところをご覧ください。

Q

他の先生のところに通っていますが。

A

精神科や心療内科の患者さんは、遠くなってもなじみの先生のところに、長く通院される方が多いです。それでも通院継続を迷った末に、先生に話されず当院を受診される方がおられます。その場合、それまでの先生との関わりを尊重し、当院でほんとうによいですかと、考え直されるようお勧めすることがあります。セカンド・オピニオンをお伝えするだけでもかまいません。それでも当院受診を希望されるなら、来ていただいています。また当院の患者さんから転院したいとお聞きしたら、詳しい紹介状を用意しています。患者さんの通院が途絶えず、これまでの治療の成果と課題を正直に伝えることが大事だと考えるからです。

Q

~の薬はもらえますか。

A

当院は院外処方を行っています。ですから、基本的に医療用医薬品は全て処方できます。もちろん、外科や産婦人科など、ほとんど接点のない分野のお薬は処方できません。ただし、ここで問題となるのは、他の精神科や心療内科でこんな薬をもらっていたから出してほしいと言われる場合です。たいていのお薬は、使用上の注意に配慮すれば有効です。しかしなかには、依存性が高いものや、認可されていても安易に処方することは望ましくないものもあります。最近、報道でもありますが、精神科医療でも“薬漬け”といわれる問題も一部にあります。他院で非常に多くの薬を処方されていた方が来られて、特定の薬を指定される場合もあります。しかしお薬は増やせば増やすほど作用が増すものではなく、必要なときに必要な量と種類を見極めて処方すべきものです。それまでのお薬をのんでいて安定されている場合は尊重しますが、あまりお薬が多い場合や、依存性が高く望ましくないと考えるお薬がある場合、処方できないこともあることをご承知おきください。その他、漢方薬については、別のところをご覧ください。

Q

子どもはみてもらえますか。

A

たとえば、子供がいじめにあって不登校だ、うつだと思うのでみてほしいといったお問い合わせがあります。しかし、生育・発達上の障害や精神病などがないか、見極めることが必要です。また、お薬は大人と同じようには使えません。そのため、児童や思春期の精神医学には専門性があります。しかし私を含め、ほとんどの精神科の先生は専門としていません。しかし専門医が少ないので、私たち自身が必要に迫られて、患者さんお一人お一人に学びつつ診療しています。私の場合、高校生は診させていただきますが、小学生は専門医の先生にお願いしています。中学生のお子さんは、お話を聞いてから判断します。なお、学校の担任、養護教諭、スクールカウンセラーなどの先生方や、児童相談所等にも、あらかじめご相談されることをお勧めします。受診された後に、連携を図る場合もあります。